スタッフのつぶやき

CLAMP商業デビュー30周年!!

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こんにちは、CLAMPファンでおなじみのゴンダです(´っ・ω・)っ

CLAMPといえば女性4組の漫画家集団として知られていて、様々なジャンルの作品を世に出していることで(ファンの間で)有名です。

ぼくは昔テレビで放送されていたアニメ「カードキャプターさくら」をきっかけにCLAMPのファンになり、原作の漫画を買い漁りました。

そんなCLAMPも気が付けば今年で商業デビュー30周年を迎え、時の流れの速さに動揺を隠せずにいます。

というわけで、今回は沢山あるCLAMP作品の中でも特におすすめの作品を紹介します(∩´∀`)∩

CLOVER

「しあわせになりたい」
「だから連れてってここじゃないどこかへ」

1997年から1999年まで『Amie』(講談社)で連載された作品です。

作中ではクローバー・リーフ・プロジェクトという計画が進められていて、その計画では魔法が使える子供たちが集められ、魔法の強さで「一葉」「双葉」「三つ葉」「四つ葉」とランク付けられ、それに応じてクローバーを象った入れ墨を体のどこかに入れられます。

その後、力の弱い子供たちは家に帰され、力の強い子供は施設に残されそこで育てられます。

そんな中、世界にたった一人の「四つ葉」であるために、鳥かごのような場所に閉じ込められていたスウという少女の最初で最後の願いを叶えるためにこの物語が始まります。

1、2巻がメインストーリーで「四つ葉」のスウの願いを叶えるための物語であり、3、4巻はサブストーリーで前巻の補完や、これまでに散りばめられた伏線が回収されます。

全体を通してCLAMP作品には珍しい魔法と科学が同時に存在する世界を舞台にしたSF作品で、個人的には一番おすすめしたい作品です。

聖伝-RG VEDA-

「ずっと一緒にいよう、この生命が果てるまで」
「二人だけの『約束』だ」

1989年から1996年まで『月刊ウィングス』(新書館)で連載された商業デビュー作品です。

天界最強と称される北の武神将『夜叉王』は興味本位で「自分を殺す運命にある赤子」であり、阿修羅族最後の生き残りの『阿修羅』の封印を解きます。

そのために夜叉王は一族を皆殺しにされ、天帝・帝釈天から追われる身となってしまいます。

この作品はインド神話をモチーフとしたもので、『約束』をテーマにした物語になっています。
ある者は約束を果たし、ある者は果たせないまま悲しい最後を迎えてしまいます。

そのため終始重たいストーリーではありますが、ラストのどんでん返しからの大どんでん返しは見る者を魅了するでしょう。

まとめ

今回は特に好きな2つのCLAMP作品を紹介しました。

CLAMPが描く作品のすべてに「死んだ人間は生き返らない」「物事は偶然ではなく、必然で起こる」という2つの共通設定があります。

どんなに強い魔力を持ったキャラクターでも、その魔力を用いて人間を蘇らすことなんて到底できないし、偶然だと思われていた展開も、過去の話を読み返すと伏線が散りばめられていて、それが必然で起きたことだと理解できます。

そして物語の主人公もやられ役の敵キャラもCLAMP作品の前では同じ人間です。

やられ役の敵キャラにも家族はいるし、主人公も物語の中で死なないとも限りません。

ぼくはそんなCLAMPの世界観が好きです(∩´∀`)∩

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